「おい」
学生時代より幾分か丸みを帯びた背中は不貞腐れ、頑なに俺を拒む。
「おいって」
「真一くんの助平ぇ!」
す、助平?
「あのな、お前があんな格好してたのがいけねぇんだろう。なんだってオタクアニメ見ながらあんな……あんな……」
ごろ太を見るのはいいけど、白の総レースのすけすけネグリジェを着用とは何事だ。ふざけてたのか。へぇ、ようこの贈り物? そこは後日きっちりお礼の手紙を、な。
「もー絶対に嫌デスよ!」
「何が」 待て、何処に行く。アニメの続きを見るだぁ? ふざけるなよ、ここまできて一回で済むとでも。
「ぴぎゃー触らないでください! のだめはカズオに会いに行くんデスー! 邪魔しないでクダサイ。プリごろ太の恨みは山よりも深いんデスよ! 邪魔すると後が怖いデスよ!」
知るかよ。さぁ、そのDカップを、こちらに―――。


あーるじゅーはち  061201